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夢のような時間でした。 2013年02月02日 :SNOW

スノボー21年やっててもボクにはたくさんのスノボーの先輩/センパイがいてまして。
すっかり伝説化してしまいそうなほどの年数がぎゃくにノスタルジックな気持ちにさせてくれました。

大笑いはしなくってもこんなにたのしい。こんな想いひさしぶり、ほんとうに幸せでした。

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♥スノボー21年目のボクにはスノボー25年目くらいの長老、あいや失礼、センパイたちが何人もいます。
ボクのスノボーのアイデンティティはこのセンパイかたがたから単に受け継いで(コピペして)る部分が大半でして。
ボクのボクらしい滑りなんてこのTEAM"theTRIP"のごくあたりまえの所作/ショサだとあらためてわかりました。
   
先日の新年会(1月12日のブログ)で集まったときに久しぶりにみんなで滑ろうや!
って願ってもない状況になって、いきおいだけでパパパパっと日取りが決められました。
むかし大勢から憧れられてたセンパイとふたたび滑るチャンスがおとずれて、ボクはもうほんとうに幸せでした。
   
♥最寄りのイージーアクセス、滋賀県のあのスキー場はあいにくの視界でしたが。
そんなの関係なかったです。というかそれくらいでないと気持ちが高揚/コーヨーしすぎてケガしてたかも。
ちょうどボクは2週間前にすこし胸を痛めてたのもあり、ほんとうにのんびりステキな滑りができました。
ボクだけでなく、かつてのヒーローたちこそ9年ぶりや10年ぶりやなんていうヒトばかり。
もちろん年齢も40の後半。ヘタにドピーカンじゃなくこのアンニュイな天気でよかったんちゃいます!?ハハハ。
   
♥このセンパイたちはじつは当時ほんとうにカッコいいスノーボーダーで元プロスノーボーダーが3人も。
日本のスノーボード界にプロ登録制がはじまったときの第一期生の勇者さんたち。
あのGREENCLOTHINGの田口勝朗氏タグチくんと同期生(!!)といえばどれほどのモノかおわかりになるかたも。
あのころ情報も少ないご時世においてこれほど個性的にそれぞれのスタイルで誇示できたセンパイたち。
細長くでも切らさずに21年滑りつづけてこのシーンを知ってるつもりのボクでしたが。
9年ぶり10年ぶりなんていうて古〜い道具でぎこちなく滑るこのおっさん、あいやセンパイみて鳥肌たちました。
当時カッコよかっただけでなく、きのうもほんとスゴかった。あのころのまんまなんですもん。個性のかたまり。
   
♥こんな天気だったのでヘンに大さわぎしながら滑るのでもなく、むかしのように雪上の暴走族のようなでもなく。
コースの途中でなんども止まって旧車をいたわってそして味わってのるような。仲間の姿もみまもりながら。
レストア車をたまにひっぱりだしてきて真冬の峠をみんなで走るおじさまたちのあそびとおなじでしょうか。
このばあいの旧車/レストア車とはギア(道具)もまあそうですがメインは己の脳と肉体のこと。
リフトで話す会話もノスタルジックな内容だったり現実のそれぞれの家族に関する相談だったり。
   
♥途中であの、京都出身の現役でプロスノーボーダー活動をしつづけてるあのヒトと合流してさらにワクワク。
それでも全員が自分らしさをくずすことなく、けれど調和のとれたいいリズムで滑りました。
その中にボクもいられたとき、それはとてもうれしかった。
   
♥このやわらかいみなさんの表情はそれぞれがなにか満足感をかみしめてでてきたフェロモンで形成されたモノ。
全員ちょっとふるくさくってちょっとダサくってちょっとふっくらして(ちょっとハゲてw)るんですが。
25年という年輪がなによりもすばらしいバックボーンとなってカッコよくみえてしょうがありません。
どれもなにげないイイ写真....そんな言葉ではかたずけられないくらい永久に忘れたくないステキな記録です。
   
♥ボクはこの数年、人の前を滑ってあげなきゃとはりきっていつのまにか背伸びしてたけど。
こんなステキなセンパイのなかでは先頭をおゆずりしてうしろのほうでゆっくり、ホントたのしかった。
ついつい前に出てしまえば途中でとまってセンパイの動きをしっかり盗み見して目の保養。
だってみなさん何年たってもボクからすればスターだし、なつかしいイイ滑りしてるんですもんうらやましくって。






   
♥また来年もいっしょに滑りたい。
次は温泉&うまいご飯をからめ泊まりでも...そう願ってもそれぞれ一家の大黒柱なのでカンタンにはいきません。
そんなのは10年後でいいんです。それまでは年イチをまもってこうやって集まれるならそれでいいっす。


かぎられた時間のなかで夢のような時間を共有できただけでほんとうに幸せでした。
ありがとうございました。




40代って。
30代のときとはちがう部分でよろこべてたのしい。人生の後半戦ってこういうたのしさがあるんですね。
真剣に生きてきた過去のじぶんが未来の自分を楽しませてくれるんですね〜。