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このワッペンについて、ボク自身が語るウンチクりん。 2017年10月12日 :CLOTHING

CHICKENNOTはこの数年でこの "単に丸いだけのさがら刺繍のワッペン" をアイコンのように採用/サイヨーしてます。
そこには非常に戦略的な意味合いがつまってます。

あ、写真のこの商品はニュー・リリースです。ぜひWEBストアでのご説明をごらんください。

◉◉◉◉◉◉CHICKENNOT。ACRYL KNIT SWEATER。10800円◉◉◉◉◉◉。

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♡CHICKENNOTのアイテムのおおくは近年、左胸にCHICKENNOTのオリジナルアクセサリである、単純すぎてどのブランドも手を出すことのない "ただ丸いだけのさがら刺繍のワッペン" をつけてます。



   
♡このような単純図形というのは意匠登録や商標登録ができません。なので大きなメジャー・ブランドはコピー品の氾濫をおそれ危惧するあまりこのような単純図形をアイコンのように使用することがありません。



   
♡よくもわるくも。CHICKENNOTは平たくファッション界を見渡すとスーパー・マイナーです。マイナーすぎてコピー品を作って販売するメリットがありません。



   
♡(けど、そういえば数年前。ボクCHICKENNOTの2008年のオープン初日からリリースしてる、ボーダーTシャツにドット柄をプリントした "ボーダードットTEE" という当時すこぶる斬新なアイデアは、けっこう有名なTシャツ屋さんにドットの大きさやドットのプリントカラーまでまるっぽコピーされた経験があります。マイナーブランドのコピー品は出回りませんが、ボクみたいなのは大手さんに "アイデアだけ盗まれる" ことはたびたびあります。インターネット上を頻繁/ヒンパンパンにサーフィングしてるデザイナーのお面をかぶったパクリ屋さんにヘンに見つかるとそうなってしまいます。 "大手さんにパクられるのも有名になった証拠やで。" なんて呑気/ノンキに諭してくださるかたもおられますが、ボクはそーゆーの、うれしくありません。アイデアこそCHICKENNOTの重要な部分ですから。)



   
♡はなしをもどします。
CHICKENNOTがマイナーであることを逆手にとって、こんなにもシンプルで単純な図形をさもCHICKENNOTオリジナル・アイコンのようにつかってても誰もマネしないワケなんです。シンプルなものをアイコンのようにできてしまうというのは本当に幸せなコトです。



   
♡そうそれと。
この左胸のワッペンの位置、CHICKENNOTは常識的な位置よりも少し中央寄りかつ上目。それにも理由があります。


   
♡CHICKENNOTのファッション。多くのアイテムはある程度ユル〜く着ることが多い、そんなふうにおもいます。(ピタピタのカッコいいシルエットやエッヂの効いたシャープなラインは、CHICKENNOTとしてはあまりオススメしてませんよね。) そんなCHICKENNOTらしいややゆったりなトップスに、ワッペンをよくある常識的な位置につけてしまうと、少しだらしない印象にみえてします。ユルくややルーズに着てるように見せかけておきながら、年相応のシュっとした感じを演出するがためです。



   
♡それと同時に。カーレーサーやバイクレーサーの革つなぎなんかは鎖骨あたりにもいっぱいスポンサーのワッペンがついてます。その理由は、そこのスペースはちいさいながらも "スポンサー料をとれる一等地" だからなんです。つまりより顔に近いところはみなさんの視界に入る度合いがたかく、無意識的にもみなさんの脳に認知される可能性が高くなるというコトです。CHICKENNOTはこの丸くシンプルな "ただ丸いだけのさがら刺繍のワッペン" を嫌味/イヤミなくそこに寄せておいて、なんとなーくみなさんのまわりのかたにもCHICKENNOTのコト、ドットというなんとも温かみのある単純図形の存在を覚えておいていただこうと、そーゆー想いがあります。(この概念はボクの中では30年前からしたためていたモノです。)












   
♡単純図形でありながらCHICKENNOTのこのワッペンが見る人の印象にスムースかつ邪魔にならないていどに残るよう、常識的な位置よりも顔に近いにところに配置してる、というワケです。